IGNITOR JP1・JP2 三菱ジープG54Bエンジン用 取付け手順
取り付けに際してのご注意
- この取り付け手順はデスビを車両から外した状態で行っていますが、勿論車両に着けた状態で作業して頂いて構いません。デスビを外す場合は一番シリンダーが圧縮上死点にある位置で外すのが基本です。
- 安全の為、バッテリーの接続を外した状態で作業しましょう。
- IGNITORを装着した場合、イグニッションオンにしたままエンジンをかけずに放置しますと、コイルの一次側電流がIGNITOR本体に流れ続け、発熱〜焼損します。この場合メーカー保証の対象外となります。エンジンをかけずにカーステレオを聞いたり、暖機運転中の不意のエンスト等で起こり得ます。十分ご注意下さい。尚、IGNITOR II はイグニッションオンで放置しましても問題ありません。
- マグネットスリーブに巻いてある緑のテーピングは絶対に剥がさないで下さい。
- Ignitorモジュールに貼ってある白いシールを紛失しますと万が一故障した際にメーカー保証を受けられなくなります。ご注意下さい。
※画像をクリックすると拡大します
デスビキャップ、デスビローターを外すとポイントと配線が見えます。これらを外します。
すると穴が開きます。ここには後でIGNITORの配線を通します。
ベースプレートを仮止めします。添付されていたプラスネジとマイナスネジでベースプレートを止めますが、ここではまだプレートが動くようにネジを緩く止めておきます。山吹色のアースコードもプラスのネジにて共締めします。このアースコードを忘れるとエンジンがかからないことがあるのでご注意。次にローター軸にマグネットスリーブを挿入します。軸状のカム山とスリーブの内径の形をよく見てあわせ、深くしっかりさしこんで下さい。スリーブを差し込んだ上からローターを差し込んでみましょう。ローターが下までしっかり入れば正解です。
スリーブに巻いてあるテープは絶対に剥がさないで下さい。剥がしますと内部の磁石が落ちてしまいます。落ちた磁石を元に戻しても裏表が逆になりますとIgnitorモジュールのセンサーは反応しなくなります。絶対に剥がさないで下さい。
プラスの鍋ネジは穴が大きくなっていますので、マイナスの皿ネジを中心に若干スイングします。写真のようにIgnitorモジュールとマグネットスリーブの間に付属のプラ板の厚みの分だけ隙間をあけ、この位置でプラスのネジとマイナスのネジとをしめ、ベースプレートを固定します。配線は十分な余裕をもって、ローターやバキューム進角装置等に干渉しない位置に這わせて下さい。叉、十分な長さをとったつもりでも配線を繋げる際にひっぱってしまいますとデスビ内部で短くなり、ローターに干渉してしまいます。
配線がローターに絡みついて切れてしまった場合、当然ながらメーカー保証の対象外となります。十分お気をつけ下さい。
あとはキャップをかぶせ、配線をつなげます。
エンジンがかかったら点火タイミングを調整しましょう。IGNITORは少し進角気味のほうが調子がいいようです。
配線図はこちら。