ポイントレスキット 配線図 MSD 6A/6ALを使用する場合の配線図
- 安全の為、バッテリーのマイナス側の配線を外してから作業して下さい。
- ポイントレスキットの赤コードをイグニッションスイッチラインとMSDの細い赤線に繋ぎます。
- ポイントレスキットの黒コードをMSDの白線(トリガー線)に繋ぎます。
- エンジンがかかったら点火タイミングを適正値に調整して下さい。
- タコメーターを使用する場合、MSDのトリガー線(白線)か本体のタコアウトプットのいずれかで動くのが普通ですが、どちらでも動かない場合はMSD製タコアダプターを使用して下さい。
- MSD製CDIの場合、エンジンをかけずにスイッチオンのまま放置するとポイントレスキットが焼損してしまうトラブルが起こるという報告をユーザー様から数件頂いております。通常CDIでは起こりえない現象ですが、MSD製6A/6AL CDIは(少なくともアナログ回路の時代のものは)こういう仕様になっているようで、整備の際にはお気をつけ下さい。この現象をどうしても防ぎたい場合にはポイントレスキットの電源ライン(赤コード)にリレーを挟む方法もあります。こちら→
- 黒いケースの5520 STREET FIRE はマルチスパークCDIと言えども純粋な多段式CDIではなく、ポイント(レスキット)+コイルによるノーマル点火にCDI点火を付加しただけの簡易式マルチスパークなので(だから値段が安いんです)、イグニッションコイルはポイントで使用する場合なら「純正仕様のコイル」、ポイントレスキットで使用する場合は「ポイントレスキットとコイルだけで点火させる場合の仕様」のコイルが必須となります(取り説の1ページ目に明記されています)。ブラスター2コイルやブラスターSSコイルなどと併用しますと抵抗値が低過ぎて過大電流によりポイントレスキットモジュールは遠からず破損しますし,ポイントで使用する場合も必ず不具合が起こります。ショップに薦められたからと鵜呑みにされませんようご注意下さい。
- 使用するプラグコードには十分お気をつけ下さい。旧車の当時の純正プラグコードや永井電子のウルトラシリコンプラグコードなどは芯線に金属線を使用しており、スパークに伴う輻射ノイズを発します。このノイズはポイントレスキットのような半導体製品に大変悪影響を及ぼし壊してしまう為、ポイントレスキットと併用しますと保証対象外となります。MSD社のイグニッションボックスも金属芯線のプラグコードは使用できない旨取説に明記されております(→こちら)。ノイズ対策(RFIサプレッション)のしっかりした、スパイラルコアのプラグコードをご使用下さい。当店扱いのFlame thrower MAG X2 スパークプラグコード、テイラー社、MSD社、国産ですとNGK社のプラグコードが安心です。