Pertronix IGNITOR配線図 デンソーGTコイルの場合
この配線図は4気筒車にデンソーGTコイルを使用する場合の配線図です。
- 安全の為、バッテリーのマイナス側の配線を外してから作業して下さい。
- IGNITORの赤コードとコイルのB端子をイグニッションスイッチラインに繋ぎます。
- 今までポイントに繋がっていた線をIGNITORの黒コードにつなげます。叉はIGNITORの黒コードを直接コイルのマイナス端子に繋ぎます。
- 外した配線や端子は確実にビニールテープで巻いて絶縁してください。
- エンジンがかかったら点火タイミングを調整して下さい。
- その他お薦めポイントとしてアースラインの強化があります。デスビ内部IGNITORベースプレートからバッテリーマイナス端子まで直接アース線を引かれる事をお薦めします。別段太い線である必用はありません。旧車の場合あちこちにアース不良が起こる可能性が非常に高く、アース不良からなるわずかな抵抗値も高速スイッチングを行う半導体部品にはダメージとなることが多々あります。いわゆるアーシングキットを取付けてもデスビ内部にはまったく意味がありませんので、IGNITORお買い上げのお客様には出来る限りこの処理を行って頂きたいとお願いしております。
- 使用するプラグコードには十分お気をつけ下さい。旧車の当時の純正プラグコードや永井電子のウルトラシリコンプラグコードなどは芯線に金属線を使用しており、スパークに伴う輻射ノイズを発します。このノイズはポイントレスキットのような半導体製品に大変悪影響を及ぼし壊してしまう為、ポイントレスキットと併用しますと保証対象外となります。ノイズ対策(RFIサプレッション)のしっかりした、スパイラルコアのプラグコードをご使用下さい。当店扱いのFlame thrower MAG X2 スパークプラグコード、テイラー社、MSD社、国産ですとNGK社のプラグコードが安心です。
- エンジンをかけずに電源を入れたままの時間が長く続くと一次電流が流れ続け、IGNITORは発熱〜焼損します。この場合メーカー保証対象外となりますのでので十分御注意下さい。イグニッションオンのまま整備・点検される場合やエンジンをかけずにカーオーディオを聞く等の場合は必ずIGNITOR〜コイル間の配線を外すか、IGNITORの電源(赤コード)を外して下さい。叉、暖機運転中等の不意なエンジンストールによる電源の入りっぱなしにもご注意下さい。
- 電気式タコメーターを使用する場合、IGNITORの黒コード(=コイルのマイナス端子)から取るのが普通ですが、メーターによってはコイルのプラス端子から取るものもあります。タコの針が踊ってしまう場合は対策方法を当店までご相談下さいませ。又、スミス製の旧式のタコ等、古いタイプのタコメーターには作動しないものもあります。