Pertronix IGNITOR 配線図・2気筒車・同時点火コイルの場合
ホンダ360cc二気筒車・Fiat500・Fiat126等、4ストローク2気筒エンジン(V型エンジンを除く)、同時点火用ツインコイルを使用する場合の配線図です。
- コイルの一次側抵抗値と外部抵抗の抵抗値の合計が必ず3Ωを越える組み合わせ
で使用してください。
例:ワコーテクニカル製ツインコイルTW-2C(1.8Ω)&ワコーテクニカル製抵抗器R15(1.5Ω)、合計3.3Ω
- 外部抵抗の片側の端子をイグニッションスイッチからの電源ラインに繋ぎます。
- 外部抵抗の同じ端子にIGNITORの赤コードを繋ぎ、電源を取ります。
外部抵抗のもう一方の端子からコイルの+に繋ぎます。 - IGNITORの黒コードをコイルのマイナ
ス端子に繋ぎます。
- エンジンがかかったら必ず点火タイミングを調整して下さい。IGNITORをつけただけの状態ですとポイント時よりも遅角するは
ずですので、必ず点火時期を進めて適性なタイミングに調節して下さい。
- その他お薦めポイントとしてアースラインの強化があります。デスビ内部IGNITORベースプレートからバッテリーマイナス端子まで直接アース線を引かれる事をお薦めします。別段太い線である必用はありません。旧車の場合あちこちにアース不良が起こる可能性が非常に高く、アース不良からなるわずかな抵抗値も高速スイッチングを行う半導体部品にはダメージとなることが多々あります。いわゆるアーシングキットを取付けてもデスビ内部にはまったく意味がありませんので、IGNITORお買い上げのお客様には出来る限りこの処理を行って頂きたいとお願いしております。
- 安全の為、バッテリーのマイナス側の配線を外してから作業して下さい。
- 使用するプラグコードには十分お気をつけ下さい。旧車の当時の純正プラグコードや永井電子のウルトラシリコンプラグコードなどは芯線に金属線を使用しており、スパークに伴う輻射ノイズを発します。このノイズはポイントレスキットのような半導体製品に大変悪影響を及ぼし壊してしまう為、ポイントレスキットと併用しますと保証対象外となります。ノイズ対策(RFIサプレッション)のしっかりした、スパイラルコアのプラグコードをご使用下さい。当店扱いのFlame thrower MAG X2 スパークプラグコード、テイラー社、MSD社、国産ですとNGK社のプラグコードが安心です。
- エンジンをかけずに電源を入れたままの時間が長く続くと一次電流が流れ続け、IGNITORは発熱〜焼損します。この場合
メーカー保証対象外となりますのでので十分御注意下さい。イグニッションオンのまま整備・点検される場合やエンジンをかけずにカーオーディオを聞く等の場
合は必ずIGNITORの電源(赤コード)を外して下さい。叉、暖機運転中等の不意なエンジンストールによる電源の入りぱなしにもご注意下さい。
- コイルと外部抵抗の抵抗値の合計が3Ω未満の場合、IGNITOR〜コイル一次側に流れる電流が大きくなりすぎ、コイルが
焼き付いた入りIGNITORが焼損したりします。こうした場合は保証対象外となりますので十分ご注意下さい。
- デスビやエンジンまわりに錆びや汚れがありますとアース不良の可能性があり、半導体製品であるIGNITORの故障の原因となります。以下のリンクの方法でアース不良を改善されますことを強くお薦め致します。
http://meu1.com/earth/earthkaizen.html
二つの出力端子には各気筒へのスパークプラグコードを接続することによりスパーク電流がデスビを介さないダイレクトイグニッションとなる。
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