Pertronix Ignitor・MR-182A・183A Ferrari308GTB/GTSツインデスビ車輌への取付け方法
MR-182A
MR-183A
取り付けに際してのご注意
- この取り付け手順はデスビを車両から外した状態で行っていますが、デスビを外す場合は一番シリンダーが点火上死点にある位置で外すのが基本です。
- 安全の為、バッテリーの接続を外した状態で作業しましょう。
- IGNITORを装着した場合、イグニッションオンにしたままエンジンをかけずに放置しますと、コイルの一次側電
流がIGNITOR本体に流れ続け、発熱ー焼損します。この場合メーカー保証の対象外となります。エンジンをかけずにカーステレオを聞いたり、暖機運転中の不意のエンスト等で起こり得ます。十分ご注意下さい。
- Ignitorモジュールに貼ってある白いシールを紛失しますと万が一故障した際にメーカー保証を受けられなくな
ります。ご注意下さい。
※以下キットに同梱のマニュアルを和訳した取付け解説です
1.イグニッションスイッチをオフにし、バッテリーマイナス端子のケーブルを外します。
2.イグニッションコイルのマイナス端子に繋がっている二つのポイント線を両方とも外します。
3.デスビキャップを外します。スパークプラグコードはキャップから外しません。
4.Ignitorを設置するデスビをどちらか一つ選び、デスビをエンジンから外します。
5.ローターを外し、ベアリングサポートを支えているネジを外します。ベアリングサポートを取り外し、スナップリングとベアリングを外します。デスビにダメージを与えない為にベアリングプーラーが必用となります。
6.ポイント、コンデンサ、配線グロメットをデスビから取り外します。
7.もしも潤滑フェルトとそのブラケットがある場合はこれを撤去します。この時アルミの破片がデスビ内部に落ちてしまうと進角装置に影響しますので気をつけて下さい。
8.Ignitorモジュールをアダプタープレートから一旦外し、アダプタープレートをデスビ内部に取付けます。プレート上の切り欠きをデスビ本体に合わせます。プレートは二つの対角に向かい合うネジ穴と一列になるようにならなければなりません。キットに同梱のネジを使ってプレートを締めつけます。ネジのゆるみ防止にロックタイト等のねじ止め剤の使用も有効です。
9.二つのIgnitorモジュールを同梱のネジでプレートに取付けます。ロックタイトはやはりここでも有効かもしれません。
10.Ignitorの赤黒コードを配線取り出し穴に入れ、グロメットをはめ込んで線を優しく外に引き出します。
11.マグネットスリーブをポイントカムにあてがい、一杯まで深く押し込みます。場合によってはカムの形状とスリーブの内径が一致していないこともあり、スリーブの内側を少し削ってきちっとフィットさせる必用がある場合もあります。
12.スナップリングとベアリングを取付け、ベアリングサポートも取付けます。
13.ローターを取付けます。
14.デスビを取付けます。
15.キャップを取付けます。
16.MR-182Aの場合はもう一台のデスビに同じ作業を行います。MR-183Aの場合もう一方のデスビはタイミング検知の働きはしませんので、ポイントもコンデンサも取り払ってしまっても構いませんし、そのままでも構いませんがポイントの配線は取り外して邪魔にならないように処理して下さい。
配線図はこちら。4・6気筒用の解説ページですが308は4気筒ずつの2セットなので、このページを参考にして下さい。
トッ
プページへ戻る