ホンダ360cc EAエンジン・IGNITOR取り付け手順



取り付けに際してのご注意

  • 安全の為、バッテリーの接続を外した状態で作業しましょう。
  • IGNITORを装着した場合、イグニッションオンにしたままエンジンをかけずに放置しますと、一次電流が IGNITOR本体に流れ続け、発熱?焼損します。この場合メーカー保証の対象外となります。十分ご注意下さい。尚、IGNITOR II はイグニッションオンで放置しましても問題ありません。
  • Ignitorモジュールに貼ってある白いシールを紛失しますと万が一故障した際にメーカー保証を受けられなくなります。ご注意下さい。


ポイントボックスのカバーを外すと内部が見えます。







ポイント・コンデンサー、グロメットを外します。見えてきた二つの穴A、Bを使用します。







IgnitorベースプレートのM6ネジの出っ張りを穴Bに合わせて差し込みます。







ベースプレートの左側から二番目の穴に付属の皿ネジをいれ、穴Aに締め付けます。







ベースプレート一番左の穴と右から二番目の穴でIGNITORモジュールを設置します。






Ignitorモジュールとシャフトのカムとのすき間を決めます。
カムの高い山側がIgnitorに向いている状態で0.5〜1.0mmくらいのすき間に合わせ、Ignitorモジュールの右側のM3ネジで長穴を締めます。
写真ではすき間ゲージを使用して0.6mmに設定していますが、つまるところ触れない程度になるべく近く、という方針で大丈夫ですので名刺一枚分でも問題ありません。
写真は試作品ですのでナットでしめていますが市販品は付属のM3のネジで締めて下さい。







そして必ずやって戴きたい作業に、ベースプレートへのアースコードの接続があります。ベースプレート上のどのネジでも構いませんので、コードを一本共締めで接続し、コードのもう一方をバッテリーマイナスに接続し、IGNITORベースプレートとバッテリーマイナスが完全に0.0Ωで接続されるように処理します。元来シンプルで丈夫なIGNITORが故障してしまうという場合、2大原因はこの「アース不良」と「金属芯線のプラグコード（ソリッドコアコード）による輻射ノイズ」ですので、アースコードを設置すること、金属芯線のプラグコード（当時の純正プラグコード、永井電子のウルトラシリコンコードなど）を使用しないこと、この2点は必ずお守り下さい。





グロメットを隔壁にはめ込み赤と黒の配線を通しましたらカバーを戻して完成です。配線を行います。




IGNITOR配線方法



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